「母が最後に使っていた時計」
母は時計にはこだわりがなくて、1000円〜2000円の安物を近所のホームセンター等で買ってぼろぼろになるまで使ってた。
遺品の整理をしているとそんなボロボロの時計がいくつか出て来て、
母は「いらない」って言うかもしれないけど、もう少しきちんとした時計をプレゼントしてあげたかったな、なんて思いが湧いて来る。
この時計は入院する前日まで仕事に行く時につけていたもの。
入院中もベッドの手すりに巻き付けていて、使っていた。
手すりにつかまるのに邪魔かと思い「他の場所に置いておいたら?」と聞くと、
「時間がわからないと困るからそのままにしておいて」と言ってたな。
安物なこともありベルトが本当にボロボロ。
服や靴、下着も最後はそれまで自分が使っていたものを使えなくて、
この時計が一番最後まで母の身近にあったものだなと思い、
骨壺に入れて一緒に納骨することにした。
母は時計にはこだわりがなくて、1000円〜2000円の安物を近所のホームセンター等で買ってぼろぼろになるまで使ってた。
遺品の整理をしているとそんなボロボロの時計がいくつか出て来て、
母は「いらない」って言うかもしれないけど、もう少しきちんとした時計をプレゼントしてあげたかったな、なんて思いが湧いて来る。
この時計は入院する前日まで仕事に行く時につけていたもの。
入院中もベッドの手すりに巻き付けていて、使っていた。
手すりにつかまるのに邪魔かと思い「他の場所に置いておいたら?」と聞くと、
「時間がわからないと困るからそのままにしておいて」と言ってたな。
安物なこともありベルトが本当にボロボロ。
服や靴、下着も最後はそれまで自分が使っていたものを使えなくて、
この時計が一番最後まで母の身近にあったものだなと思い、
骨壺に入れて一緒に納骨することにした。
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